神官クリフトは、お仕えしているアリーナ姫のことをとても大切に思っている。大切に思っているがゆえに、それが恋心に代わっているのを本人はよくわかっていない。旅の間は、常に彼女の傍に寄り添い、魔物から体を張って守る紳士。しかしアリーナ姫にはその思いは伝わらない。旅をしながら、なんとか想いを伝え、アリーナ姫との愛を深めたいち考えている神官クリフトだが・・・。

神官クリフトが妄想するアリーナ姫への罪深き愛の奉仕。奉仕というべきか。もはや妄想の時点で変態なのかもしれない。神職という職業柄なのか。貴族の者への忠誠を誓うかわりに、クリフトはアリーナ姫に条件付きの奉仕をすることにする・・・R18

【登場人物】

  • 神官クリフト:サントハイム城教会の神官・アリーナ姫に忠実・姫様のことを思うと夜も眠れないほど惚れている。いつまでもアリーナ姫の専属神官を目指し、日々神への祈りを忘れない。同時に姫を思うやましい心を懺悔する毎日を過ごす。
  • アリーナ姫:サントハイム城の姫・明るくお転婆で格闘技が好き・神官クリフトを絶大に信頼しているがゆえに、恋愛対象としてみることができない。すでに決まったフィアンセがいるが、結婚はしないと誓っている。